ビギグラマーのノート

自作PCやプログラミングについてのブログです。

KP41病

KP41病はWinで悪名の高い「Something is happen」な病気ですが、今回私のPCがこれにかかりました。最初は7Days to Dieをやりながらニコ動を見ていたのですが、途中でブラックアウトしました。それからは数回起動に失敗し、起動しては数分で落ちるかブルスクを吐くを繰り返していました。そこで私が行った治療は、

  1. ドライバを手当たり次第にアップデートしていく
  2. Windowsの電源設定を見直してみる
  3. WindowsUpdateをする
  4. 全てのUSBを抜いて起動してみる
  5. メモリの電圧を上げてみる
  6. 一度組み直してみる
  7. Windowsクリーンインストールする
  8. 仮装メモリを0にし、SuperFetchを無効にする
  9. BISOを更新する

最後のBIOSの更新でしばらく調子が良くなっています。

私の経験ではKP41やブラックアウト、ブルースクリーン、勝手に再起動は基本的にはメモリ関連が何かおかしいか電源装置がバテていることが多かったと思います。過去に私はKP41のせいで2つの電源装置と1つのMBを交換しました。

 

今回の不具合はおそらくMini ITXという限られたスペース内にGTX1080と6700Kという普通ミドルタワー以上で運用するものを詰め込んだため何らかの給電装置(MBか電源)が熱によって急速に劣化した?それかもともとトラブルを抱えておりそれが熱によって表面化した?

BIOSの更新でしばらくは動くようになったのでOCCTなどで電圧を観察すればいいかな。(というかおそらくGigabyteの安物MBのせい。6700k動かすのに補助電源が半分しかないし...) 電源は使わないATXがあるからそれで確かめれるか...

CPUならBIOSが動かないだろうし、GPUなら単に画面が崩れたり操作できるけど真っ暗になったりするだろうから。

 

約一ヶ月前におそらく竜巻による落雷?か、私の住んでいるブロックが寒さで停電した時にAsrock Z170 Gaming ITXとi7 6700k、DDR4-3200 16GBメモリ 計6万円を溶かしているのでこれ以上の出費を抑えたかったのですが、一応大丈夫そうで一安心しています。しかし次回このようなことがあれば即電源とMBを変える予定です。(安物であまり良くなかったし...)

 

追記

健康なはずの予備の電源で20分くらい動いたのでそのすきにOCCTやりながら各電圧を計測しました。+12Vはなぜか計測できませんでしたが、+5Vと+3Vが異常に低い値を示していました。

他の人がOCCTのPower Supplyをした時の+5Vの画像を見ると4.9Vあたりを示しているので、間違いなくKP41病の原因はこの+3Vと+5Vです。(+12Vも異常かも・・・ 

以下の記録を計測したのは使っていなかった予備のCORSAIR AX760です。(SFX電源に帰るまで使っていましたが普通に使えていた電源です)

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なので、MBを交換する事になりました。2017年2月15日発売予定の EVGA Z270 Stinger がM.2 やWifi (U2はいらないのですが...)  3つのPMWファンコネクタがついていて良さげなのでそれを買う予定です。EVGAは保証が最高ですし。無いとは思いますが、電源が両方壊れていた場合はSilverstone SFX 600wにしようかと思います。Corsair SFX 600と比べてケーブルが柔らかく取り回ししやすいそうです。

実家なら工具が一通り揃っていて色々電源を弄れるのですが、現在寮住みなのではんだくらいしかまともなものがありません。テスターを買えば電源の異常か確かめられるのですがその数千円が惜しいのです。

 

未来の私のためにKP41病の検証の仕方を残しておきます。

  • Windowsの省電力関係の設定を見直す
    Windows Updateで設定が勝手に変えられることもあり要確認
  • ドライバアップデートを確認
    特にGPU関連のアップデートに気をつける
  • COMSクリアをする
  • 最小構成で確認
  • とりあえず1日電源を全て抜いて放置
  • メモリの電圧を5%ほど上げてみる
    ただしこの方法は対処療法程度にしかならない可能性がある
  • OCCTのPower Supplyを実行して各電圧を確認
    これで異常が出た場合、電源装置かMBの不具合だとわかる
  • もう一度組み直してみる
    案外コードが外れかけていただけということもある
  • 電源装置を予備のものと変え、再びOCCTで電圧監視
    これで電圧が異常だった場合は大体MBの不具合
    一応、電源装置単体でスイッチ用端子をショートさせて電圧をテスターで測る (負荷をかけた場合の電圧は分からないが念のため)

 

-後日談

 Stingerの発売を待ちきれなかった私は結局ASUS Z170 Gaming ITXを購入しました。4ピンのファンもCPU用と合わせて3つありますし、Asrock, MSI, Gigabyteときて初めてのASUSですから。

 KP41病は発病することなく、上で問題になっていたOCCTでいじめた際の電圧低下も今の所起こっていません。すなわち今回の病気の原因はズバリMBでした。

 

-追記

 なんやかんやあって結局一番最初に買ったAsrock Z170 Gaming-ITXを買い直し組みd立てたところ動きませんでした。理由は今まで散々耐え抜いてきたCPUがいかれたことと、メモリがおそらく熱によって故障したからです。ITXのスリムケースでGTX1080とi7 6700Kの組み合わせは排熱が結構ネックになってくることを約10万ちょいの勉強料を支払い思い知らされました。ただ一つ喜ぶことがあります。停電によって故障したと思っていた先代の6700Kが実は生きていました。(メモリなしのビープ音のチェックで死亡確認をしたと思うんだけどな〜)